薬師寺東京別院で写経体験

昨日は水曜日で治療院は休日。

薬師寺東京別院へ一日参りとお写経に行ってきました。

薬師寺といえば、南都七大寺の一つ。

奈良の代表的な寺院ですね。

今日はその東京別院に参拝に行きました。

五反田駅から少し離れた閑静な住宅街の中にあり、都内にありながら落ち着いた気持ちでお参りできるところでした。

受付を済ませると、初めてなので手ほどきを受けます。

最近はスタンプラリーと化している御朱印帳ですが、本来は写経したものを納め、その御印として頂いていたものとのこと。

その写経したものを納めるのを省略したのが今の御朱印のスタイル。

それはそれで、良いとは思うのですが、本来の意味を知るとまた変わってみえてきます。

(入り口はいると僧侶の像がお出迎え)

写経したものは、本院の奈良の薬師寺に奉納していただけるとのこと。

今までも多くの方が写経され、それが奉納されているとのこと、その数、数百万巻。

これが千年残るといわれる和紙に墨で写経し、それが奈良の歴史ある寺院で1000年後も保管される。

仏教に縁のあったものとすると、感慨深いし、ロマンを感じます。

写経は本堂で行います。

(この先が本堂)

席は思っていたより多く、平日でも写経をされているかた数名いらっしゃいました。

墨を硯ですり、約10分。

墨をすることで気持ちを落ち着かせていきます。

時間をかけてゆっくりと丁寧に墨をすっていると、はじめはさらさらしていた墨が徐々に軽い粘りを持ち始めます。

その変化も感じるのも楽しかったです。

お写経自体が数十年ぶり。

学生時代は何かと写経をすることがあったのですが、それ以後なかなか機会がありませんでした。

筆を持つことも久しぶりです。

何もかもが久しぶりの感覚のなか筆をすすめ完成。

書き始めると、世間事を忘れて無心に集中できます。

やっぱり写経っていいですね。

三巻納めると、十二枚つづりになっている朱印帳をいただけるそう。

今日の感じだと、時間をみてお写経に通うかもしれません。